発展途上のペット保険
一般的に動物病院で発生する医療費は高額であるといわれている。
その所以は健康保険が適用され、かかった医療費のうち3割程度を支払う人間の医療費とは違って動物病院でかかる医療費は全額個人負担であるためである。
こうしたペットの医療費は大きな手術を伴うものであれば70万円以上かかる高額なものもあるため、ペットがまだ若くて健康なうちにペット保険などに加入しておいて万一に備えておきたいところであるが、現在の日本ではいまだもってそれがなかなかできない。
それは日本のペット保険が保険とは名ばかりの無許可共済であるためで、2007年の法改正によって一部生命保険的機能をもつペット保険も登場しているが、法改正の影響が広く浸透するにはしばらく時間がかかると思われる。
動物病院が人間の病院とは違って、特定の科を担当するものではなくペットの病気すべてを賄うものであることや、診療費が動物病院によってまちまちであること、獣医師のレベルに大きな差があること、ペット保険の法整備が発展途上であることなどから、大手保険会社がペット保険業界に参入してくるのはまだ先のことであろうとの見通しがなされている。
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